占い師コラム

つらい恋への処方箋第38回 泉堂先生

絶えることのない相談

結婚を成就させる言霊の力

恋には悩みがつきものです。片思いならもちろんのこと、付き合っていても相手からの想いを信じきれない、過去の浮気などが原因で彼への不信感がある、など辛い恋をしている相談者のお話をたくさん聞いてきました。

不信感からくる恋愛の悩み

恋愛において、不信感が元になっている悩みは、決して珍しいものではありません。それどころか、ほとんどの女性が一度は持ったことのある恋の悩みと言えるのではないでしょうか。しかし、心配することはありません。私が相談を受けたほとんどの女性は、なんらかのきっかけにより、その悩みから解放され、幸せに暮らしています。そうです。悩みの螺旋に陥った時に必要なのは、その「きっかけ」を知ること。多くの女性がそれを見つけられず、私たちに救いの手を求めていらっしゃいます。

占い相談の実例ご紹介

美菜さん(仮名)のお話をしましょう。美菜さんはまだ20代前半の学生の方でした。受話器の向こうから聞こえてくる声はか細く、不安気に揺れていました。通っている専門学校の講師をされている男性と付き合っていますが、その男性には奥様がいらっしゃるとのこと。じっと彼女の魂を霊視していると、胃の下に大きな違和感を覚えました。怖れと罪悪感のようなものが、塊としてイメージできました。「お付き合いを始める時にはご存知なかったのですね」と私が見えたことを言うと、美菜さんは大変驚かれ「なぜわかったのですか?当たっています」とおっしゃり、付き合ってから奥さんの存在を告白されたこと、その時には彼を好きだという自分の気持ちが抑えられなっており別れられなかったこと、しかし、毎日罪悪感で苦しく、どうしていいかわからないことなどを話してくださいました。お話を聞いている間、彼女の苦しさが私にも伝わってきました。さらに彼女の声に集中していると、ぼんやりと彼女のお父様のイメージが浮かび上がってきたのです。私は思い切って美菜さんに尋ねました。

「ご両親はお父様の浮気が原因で離婚されていませんか?」
「…はい。私が小学校2年生の時でした」

この後、美菜さんから伝わってくる思いに私はとてもショックを受けました。美菜さんからは、この悲しい記憶と同時にご両親の離婚の原因が自分にあるという思いが伝わってきたのです。

お父様を求める気持ちが既婚者の男性への恋愛に転化したしたことは言うまでもありませんが、本来、癒されるはずの傷が、既婚者の男性との恋愛ということによって、より深く傷つけられ、その傷さえも自分をせいだと自分を責めておられるのです。

美菜さんの恋人にお子様はいらっしゃいません。それでもこのような思考に陥るほど、ご両親の離婚による美菜さんの潜在意識の傷は深かったということでしょう。

私はまず、美菜さんに、ご両親の離婚はあなたの責任ではないことを伝えました。そして、あなたは知らず知らずのうちに、自分を傷つける無意識のスパイラルに自分を置いてしまっているのです、と。

それからは一つ一つ、美菜さんの思考や波動を修正していきました。同じ事象が起こっても、感じ方は人によってそれぞれです。美菜さんは自分を守るために自分を傷つけ、それが感じ方や思い方のくせとなり、魂の輝きを減少させていました。健全な思いぐせとは、情報を受け取った時、良い決断を下し、自らをより輝かせるものであるはずです。

同時に美菜さんの恋人の波動に集中してみましたが、残念ながら、彼の心には美菜さんに対する真摯な思いがあるようには感じられませんでした。私は正直にこの結果を美菜さんに伝え、自分を批判せず、犠牲にせず、内なる感覚に従って行動してください、と伝えました。

美菜さんはこの相談の中で、一度も、「彼の本当の気持ちを知りたい」「奥さんと別れて欲しい」などということは仰いませんでした。彼女の望みはそこではなかったのです。彼女が私に求めていたのは、この恋がこんなにも辛いのはなぜなのか教えてほしい、ということだったのです。そして、その結果、彼女の潜在意識にある悲しい記憶に結びつきました。

私との電話が終わる時点で美菜さんはきっぱりと恋人を別れる決心をされていました。受話器から聞こえてくる声も別人かと思うほどはっきりとした声になっておられました。

それから間もなく、美菜さんは辛い恋への終止符を打ちました。そして、この相談で波動や思いぐせを修正した美菜さんには、次々と幸せな話が訪れたのです。先日いただいたお電話では、就職も決まり、バイト先で知り合った男性と楽しくお付き合いをされているとお話してくださいました。まだ若い女性。たくさんの幸せな記憶を作って欲しいと願っています。

つらい恋愛から必ず抜け出せる

美菜さんの例は、もちろんつらい恋から抜け出したい女性へのアドバイスとしては例外的なものです。ほとんどの女性は、相手からの自分への想いを強固にしたい、という本能的な望みを持っておられます。そのための手段を私は持っておりますし、それが相談者様の真の声であるならば、そのように致します。そして、相手からの想いに対する自信がきっかけとなり、お二人の恋が大きな幸せな恋・愛へと昇華されていきます。

しかし、辛い恋が自分に訪れた時、「この辛い気持ちはどこからやってくるのか」と自分を見つめなおしてみることも必要な時があります。

同じような恋愛パターンを繰替えし、傷ついてはいませんか?もしかしたら、あなたの心の中に、その要因があるかもしれません。自分ではなかなか気づけない魂の声に耳を傾けてみましょう。もちろん、そのお手伝いをさせていただき、あなたを真の幸せに導くことが私の使命です。一緒にあなたの心の扉を開く「きっかけ」を見つけましょう。