占い師コラム

復縁を叶えるためにすべきこと第75回 海果アケノ先生

復縁を叶えるためにすべきこと

復縁を希望された時点で、すでに、復縁を望まれているお相手との縁が生じています。厳密に申し上げれば、別れたお相手との縁が、まだ完全には絶ちきられていないからこそ、復縁を望むことになる。そう考えていただきたいのです。そもそも、ご縁が完全に断ち切られていれば、過去の恋人あるいは配偶者と、復縁したいという気持ちそのものが起きません。

ちなみに、私のところに復縁のご相談に訪れるみなさまを霊視させていただくと、ご相談者と復縁を希望されるお相手とが、ご縁の糸で繋がれている様子が浮かんできます。そのご縁の糸は、くっきりと太い線で繋がれている場合もありますし、今にも消え入りそうなほど、非常にか細い糸で繋がれている場合もあります。

もちろん、どのような糸であれ、ご縁の糸で繋がれているのであれば、復縁は十分に可能です。ただし、叶うことは可能でも、それほど苦労することなくすんなりと叶う場合、相当に気合いを入れて臨む必要がある場合、修羅場を避けられない場合、まさにケースバイケースで、復縁が叶う条件及び状況は、実に様々です。

そこで今回は、復縁(復活愛)が叶いやすい場合と、叶いにくい場合、そしていかにすれば復縁を叶えることができるかについて、お話させていただきたいと思います。

復縁が叶いやすい場合

復縁が叶いやすい場合は、やはり、ご相談者と、復縁を望まれているお相手とが、強いご縁で結ばれている場合です。そのような場合は、霊視させていただくと、ご相談者と復縁を希望されるお相手が、くっきりと太い線のようなもので繋がれている様子が視えます。また、そのような場合は、双方がお相手に対して未練があり、別れた今でも、どちらもお相手のことが忘れられない。そういったケースが非常に多いです。すなわち、お互いに相手に対して残っている想いが強ければ強いほど、その想いの強さに比例するように、その二人が、くっきりと太い線で繋がれている様子が浮かんでくる。そう理解していただければと思います。

さらに双方の相性を鑑定させていただくと、やはり、「業」と呼ばれる、運命的な結びつきの極めて強い組み合わせである場合が非常に多いです。運命的な結びつきの極めて強い相性であるからこそ、別れた相手のことがいつまでも忘れず、復縁を望むようになるのでしょう。また、別れてまだ、それほど時間が経っていない場合ほど、復縁は叶いやすくなります。別れて2ヶ月経った状態よりも、別れて2週間経った状態のほうが、復縁は叶いやすい。つまりそういうことです。

復縁が叶いにくい場合

復縁が叶いにくい場合は、復縁が叶いやすい場合と、ちょうど真逆の状況を想像していただくとよろしいでしょう。すなわち、復縁が叶いにくいのは、ご相談者と、復縁を望まれているお相手とのご縁が薄くなっている場合です。そのような場合を、霊視させていただくと、やはり、双方を繋ぐご縁の糸が消え入りそうなほど、か細い状態である様子が浮かんできます。

しかし、そのような状態であっても、ご縁で繋がれてさえいれば、いくら復縁が叶いにくいとはいえ、最終的に復縁を叶えることは十分に可能です。また、ご縁の糸が太い、細いにかかわらず、ご自身が「復縁することに執着しすぎる」状態に陥っていると、総じて復縁が叶いにくくなります。ですから、ご自身が復縁を叶えることに執着しすぎていないかどうか?ご自身の復縁に関する執着の度合い、それは、お相手に対する執着の度合いと言い換えることもできますが、その度合いこそが、復縁が叶いやすいかどうかを判断する、ひとつの目安になるといえるでしょう。ご自身の復縁に対する執着が強ければ強いほど、お相手に対する執着が強ければ強いほど、復縁は叶いにくくなる。単純には、そういうことになります。

復縁を叶えるためには

では、復縁を叶えるためには、どうすればいいのか? やはり、それは、復縁する、そのことにあまり執着しすぎないこと。その一点に尽きると申し上げても、けして過言ではありません。これは復縁に限らず、恋愛全般にあてはまることですが、相手に執着しすぎると、逆に相手の気持ちは自分から離れやすくなります。そうすることによって、双方のエネルギーのバランスをうまく保っているのです。お互いがお互いに執着しすぎる、という状態は、まったくないとはいえませんが、そのような状況は、自然の摂理に反しています。極めて稀で、実に不自然な状況であると言わざるを得ません。もし仮に、互いに強く執着し合うようなことが起こったとしても、一時的にそうなるだけで、長くは続かないでしょう。

復縁を叶えるためには、まずは、復縁に関する一切の執着を潔く手放すようにされること。そのことが非常に重要になります。執着を手放した後は、復縁を希望されるお相手の幸せを無心に祈ってください。無心になるとは、文字通り、心を無にすることで、そこには我欲というものが入り込むすきが一切ありません。ひたすら無心でお相手の幸せを祈りきることができた時、復縁が叶い、再び、そのお相手と強いご縁の糸で結ばれることになるでしょう。復縁を叶えるための、一番の障害になっている「執着」を潔く手放し、ご相談者が無心で相手の幸せを祈ることができるように。そのお手伝いをさせていただくのが、占い師である私の最たる使命であると思っております。