占い師コラム

本物の霊能者を見極める方法は?第107回 女織先生

本物の霊能者

自分の方向性を知りたい、自分の片思いをしている相手との恋愛を成就させたい。不倫を成就させたい。一度別れたあの人と復縁したい―。そんなあなたには、ふさわしい霊能者がいます。しかし、霊能者といっても星の数ほどいる中、あなたの人生にとってプラスになる、最もふさわしい存在かどうかは、どうすれば見極めることができるのでしょうか。その見極めるポイントをご紹介します。

鑑定を依頼する際に知っておきたいこと

あなたがもし鑑定を依頼する場合、特に初めての依頼であれば、知っておきたいことがあります。それは、霊能者とも相性があるということです。この相性とは、ただフィーリングが合うということだけではありません。また、本当に霊能力が使えるのかという意味での「本物」であるかどうかの見極めはもちろん大前提ではありますが、それも本当の意味での見極めポイントとしては事足らずです。重要になるのは、相手はあなたの人生の道をアドバイスする立場になるということです。よって、大切なのは、あなたが抱える問題を解決することができる存在であるかどうかにあります。そこで、いくつかあなたにとっての本物の霊能者を見極めるポイントをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

本物の霊能者の見極めポイント

基本的に高度な霊能者は少ないと思っておく

まず、霊能者という存在の特徴を知っておく必要があります。ひと口に霊能者といっても、そのレベルの差は非常に大きいといわれています。霊能力を遣えるといっても、霊の世界である霊界から見れば、その価値の大きさは異なります。霊的な世界の研究者の間では、霊的価値があるかどうかは霊界が決めるものであり、価値があれば人類全体に貢献できると考えられています。しかし、そのような高度な存在はほんの一握りといわれています。その点をよく踏まえて、あなたにとって本物の霊能者を見極めるようにしましょう。よりレベルの高い、価値のある存在と巡り逢うことが重要になってくるでしょう。

オーラが見えるかどうか

基本的なことですが、本物の霊能者は、簡単にオーラを見ることができるといわれています。オーラとは、ご存知の通り人の内面や人体から放出される霊的エネルギーのことです。今の体の状態や、精神状態、性格などによって放たれる色が変わってきます。通常、人の目には見えないものですが、霊感のある人であれば、ある程度は見えるといわれているものです。

高度な霊能者であれば、必ずといっていいほどオーラが見えるため、尋ねれば自分のオーラの色や状態を教えてくれることが多いでしょう。オーラは一時一時で変化するものですから、鑑定のたびに自分のオーラについて聞くのもいいかもしれません。初歩的なことですが、その霊能者がオーラを見る能力があるかどうかのチェックを行っておくと、安心材料になるでしょう。

話していないのに悩みを言い当ててくるかどうか

霊視によって、その人の精神状態や未来などさまざまなことを知ることができます。その霊能者が優れているかどうかは、オーラのほかに、霊視能力がどれほどあるのかでも確かめられます。例えば、鑑定が始まったとき、まだ自分の抱えている悩みや複雑な状況を詳しく話していないのにもかかわらず、霊能者がすでに知っていて、その問題の解決策まで考えられているといったケースもあるのです。

このように、自分の悩みを言い当てられるのは大変驚くことではあるものの、このようなことができる霊能者は、それだけでレベルが高いとも判断ができます。特に、本物は少し前の過去のことを簡単に見ることができるといわれているため、これを見極めるポイントに据えてもいいでしょう。

きちんとカウンセリングを行ってくれるか

カウンセリングが得意ということそれ自体は、本物を見極めるための判断にはなりません。しかし、カウンセラーのように真摯にあなたの話すことを聞き取り、受け止めてくれる存在であれば、その霊能者は人間的にも優れているといえます。このカウンセリングについては、あなた自身が自分の感性で見極めるべきことです。人によって受け止め方は異なってくるからです。

実生活はどうか

霊能者といっても人間です。しかし、高度で価値のある霊能者は、人類に貢献する立場となります。よって、実生活も非常に洗練されたものになるのがふつうです。例えば、ホームページで霊視鑑定が電話で受けられるような場所があった場合、プロフィールが掲載されていることがあります。そのプロフィールによって、日常生活が垣間見られることがあります。

例えば、日ごろから修行をしている、鑑定の予約が埋まっていて非常に多くの相談者に支持を受けているなど、何かしらその人の生活が見えることがあるでしょう。日々、厳しく自分自身を錬磨し、おごらず、向上心を失わず、修行を怠らない人こそ、本物といえます。詳しい実生活を外から知ることはむずかしいこともありますが、できる限り情報を得ておきたいものです。

その霊能者が本物かどうかを見極めるために、何回か鑑定を受けてみて、それを見極め期間として、結論を急ぎ過ぎないのもポイントです。

相性もある 具体的な質問を!

自分にとって本当に合う本物の霊能者を見極めるには、相談者である自分自身が気を付けるべきこともあります。その一つに、質問の仕方があります。もしあなたが、「どうしたら幸せになれますか?」と漠然と聞いたとしても、相手は答えに困ってしまうでしょう。もちろん、霊視であなたの悩みを知り尽くしている霊能者であれば、的確に読み取ってくれることもあります。しかし、あなたがもっと自分で積極的に悩みを解決しようという気持ちになって、ポジティブに鑑定を受けるためにも、質問はより具体的にすることが大切です。「だいたい、いつくらいに結婚相手に出会えるのでしょうか?」などの具体的な質問を投げかけてみましょう。

もし自分にとってあまり良いとはいえない鑑定結果を告げられてしまった場合も、さらに突っ込んだ質問をすることが大切です。「あなたは当分、結婚相手には出会えないでしょう」と言われたら、「それは、結婚はできないということでしょうか? それとも、結婚するにはまだ時期が早いということでしょうか?」などと、より詳細に聞き出すようにしましょう。こうすることで、どんどん自分の幸せの形が見えてきますし、あなたが何を求めているのかも、霊能者に伝わります。霊能者に自分のことを理解してもらうことができれば、より悩みや問題の解決はしやすくなるでしょう。


あなたが今、真剣に悩み、苦しんでいるその問題を、真摯に解決へ導こうとしてくれる存在は必ずいます。その本物の霊能者を見極める方法をご紹介しました。最も大切なのは、よく吟味することです。一つの発言や雰囲気に惑わされず、この霊能者は本物かもしれないと思ったら、何度か鑑定を受けてみる、対話をしてみるという行動をとることが大切です。これを繰り返していけば、いつか必ずあなたにとっての「本物の霊能者」が見つかります。ぜひあきらめず、根気強く続けてみてください。