占い師コラム

第7ハウスを活用して人間関係を良くする方法第144回 エレーヌ天宮先生

西洋占星術では、ハウスというものがあります。その中でも、みなさんの興味深い、人間家系や対人関係のことは、第7ハウスでみることになります。では、この第7ハウスとはいったいどんなものなのか、詳しく知ることで、あなたの人間関係のスキルを磨き、生活に役立てていきましょう。

第7ハウスとは

第7ハウスを活用して人間関係を良くする方法

よく、第7ハウスといえば、パートナーや結婚相手、職場の同僚、上司、協同者などを示します。恋愛になると、第5ハウスになるといわれているため、第7ハウスは、いわゆる「相手」の存在が登場することになります。

そもそも、西洋占星術の基本的な考え方として、地平線の下に位置する第1ハウスから第6ハウス、そして、地平線の上に位置する第7ハウスから第12ハウスまで、大きく区切られています。

第7ハウスの起点は、ディセンダントと呼ばれており、初めて他人とのかかわりがはじまる場所です。つまり、社会に顔を出した、社会集団へと加わる瞬間なのです。公の社会集団に現れた後、その結果が相手から認識されることになります。つまり、人から見られることになるのです。

第7ハウスは最も近しいパートナー

第7ハウスが象徴しているのは、最も強くかかわる他者を表しています。この第7ハウスに何か惑星がある場合、パートナーの存在が非常に重要になってきます。パートナーを通して、自分を確認するという人もいます。もし惑星が何もない場合には、そのハウスのサインを見ると、結婚相手のパートナー像が現れるといわれています。

先ほど、社会集団に登場する起点とお伝えしましたが、この代は7ハウスでは、まだあなたがかかわるのは一人なのです。一対一の関係を示しているのです。あなたが一対一の人間関係において、どのようなふるまいをするのか、どのようにとらえているのかを示しています。

第7ハウスのサインは何でしょうか。もし蟹座であれば、あなたにとっての人間関係は共感が最重要になります。どのような人が相手でも、まるで家族のような付き合いをするでしょう。対人関係にはそのような意識が働くのです。

第7ハウスで結婚運を見る方法

では、具体的に第7ハウスで結婚運を見る方法をみていきましょう。一般的に、西洋占星術のハウスで恋愛運や結婚運を見る場合、第1ハウス、第7ハウス、第8ハウス、第5ハウスで見ることになります。また、天体でいうならば、太陽や火星が女性にとっての男性を示します。

また、恋愛運といえば、金星で見るのが一般的です。金星がどのサインにあるのかによって、あなたの恋愛に対する姿勢が分かります。そして、金星のアスペクトによって恋愛運はもとより、今後、どのような恋愛関係を築いていくかが分かります。

そしてハウスについては、最も中心で見るのは第7ハウスです。第7ハウスは、そのものずばり、パートナーの部屋だからです。第5ハウスで見るのは、娯楽、快楽という意味での恋愛を示すためです。この第5ハウスは、第7ハウスのサブで見ることになります。

第1ハウスは、自分自身を示すことから、ここに太陽や火星などの男性を表す天体が入った場合、女性は男性と多くかかわる人生になると考えられます。また、第8ハウスは他人との一体化を示します。相手にパラサイトする意味もあります。この第8ハウスを恋愛運や結婚運を見るときに用いることもあります。

●第7ハウスで結婚運を見る

第5ハウスは恋愛、第7ハウスは本気の付き合いということで、結婚運につながっていきます。結婚運はさまざまな角度から見ることができますが、第7ハウスをメインに見る場合、次のような方法で行うことができます。

まず、第7ハウスに何らかの惑星が入った場合です。それぞれの惑星が入ったときの意味をまずはざっと見ていきましょう。

太陽

太陽が第7ハウスに入ると、結婚運に恵まれていると考えられます。パートナーとの人生は、この人に取って重要です。人生はパートナーありきということです。結婚が万が一叶わなくとも、誰か仕事面で協力するパートナーがいる可能性もあります。

月も結婚運に恵まれているといわれていますが、月が何らかのアスペクトで傷ついている場合、運がいいとも限りません。

水星

頭のいい、もしくは勤勉なパートナーに恵まれる傾向があります。結婚相手から多くの情報を得ることができる関係になります。

金星

生まれつき、恋愛・結婚には憧れが強い特徴があります。願望が強いため、恋愛・結婚は速くなる傾向があります。ただし、月と同様に、アスペクトによって傷ついていると、遅くなることもあります。人付き合いが大好きで、結婚相手は、趣味を共有でき、一緒にものごとを楽しむような存在と考えられます。

火星

結婚願望はありますが、早く結婚したいという意識があります。特に焦ることが多いでしょう。ただし、結婚しても、相手とケンカが絶えない傾向があり、場合によっては離婚しやすくもあります。人間関係においては、何かと対立する相手が存在することが多いでしょう。

木星

木星は幸運・富の象徴であるため、人間関係も全般的に恵まれています。結婚運もよく、結婚もしやすいでしょう。幸運の在り処が対人関係の第7ハウスということです。ただし、これも何らかのネガティブなアスペクトをとっていない場合に限ります。

土星

土星は試練を表す、と一般的にはいわれていますが、大人になって土星を使いこなせるようになれば、対人関係で努力の結果、すばらしい関係に恵まれることができます。対人関係が得意になるでしょう、また、土星は遅延、慎重という意味もありますので、結婚相手を選ぶために慎重に時間をかけて選ぶということにもなります。

天王星

天王星は、常識の範囲を超えるという意味があるため、ちょっと変わった生活を送る人と縁がある、もしくはそういう人と好んで付き合う傾向があります。

海王星

海王星は、夢や願望なので、結婚相手などからは、あなたが望むことを与えられるという意味になるでしょう。とはいえ、海王星は、詐欺や失望、といった現実離れしたものに騙される要素もあるため、献身的に愛情を注いで、失敗するケースも少なくありません。相手に過度に期待をこめすぎる、相手をあまりにいい人に仕立て上げ、思い込みにとらわれて幻想にさいなまれるなどにならないように注意する必要があります。

冥王星

冥王星は、極端さを示す惑星なので、対人関係全般が極端なものになります。過剰に相手と干渉し合うか、まったく関わらないかどちらかになります。結婚相手が一度決まれば、その相手に執着することになるでしょう。もしくは、結婚相手がそのような執着の強い人であるか、ということです。魂レベルでの深い結びつきがある人と縁があります。

●惑星がない場合

対人関係や結婚運などに特別な傾向がない場合はどうなるのでしょうか。よく、「特に付き合う相手や結婚相手にはこだわりがない」と語る人がいますが、ちょうどそのような状態になります。

また、どうしても第7ハウスを活用したい場合には、その第7ハウスのサインのルーラーを使うのがいいでしょう。例えば、牡羊座であれば火星、牡牛座であれば金星といった具合です。第7ハウスが牡羊座であり、何も惑星が入っていない場合には、ルーラーの火星を意識することで、結婚相手や協力者を引き寄せることができるといわれています。

第7ハウスで人間関係を向上させる

第7ハウスを理解するには、ただ恋愛運、結婚運がいい悪いということではなく、そもそもの意味「相手から見た自分」「社交のはじめの場」という意味をよく考えるといいでしょう。第7ハウスは、相手から見た自分を確立する場所です。ちょうど、鏡に映ったときに、相手から見られるだけの存在になります。第7ハウスは、それがすべてなのです。そこから、社会性が発達して行きます。

第7ハウスを活かすも殺すも、自分次第です。相手のハウスでありながら、結局は自分のことなのです。ぜひ第7ハウスのことを普段から意識して、対人関係を向上させていきましょう。

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