占い師インタビュー

イタコ占いが衰退しないために電話占いに身を置く生き方。第16回 祥鶴先生

縁結び・復縁成就

今回お呼びしたのは、電話占い澄麗の祥鶴先生です。電話占い澄麗は、所属する占い師が独自の占術を用いて鑑定を行なうことで、業界でも注目される人気の電話占いです。澄麗式霊法、澄麗式結縁法(縁結び)、澄麗式甦縁法(復縁成就)、澄麗式運勢転換法など、独自の占術を使い開運を引き寄せる占い師として知られる祥鶴先生。そんな先生の詳細を聞いてみました。


編集部 本日は、電話占い澄麗の祥鶴先生にお話しを伺います。祥鶴先生はイタコとしての経験もお持ちだとか。祥鶴先生よろしくお願いいたします。

苣木先生 祥鶴と申します。よろしくお願いいたします。


編集部 イタコというと、東北地方などで口寄せなどを行う巫女の一種だと一般的に言われていますね。

苣木先生 はい。イタコの口寄せとも巫女の口寄せとも言いますが、目的の人物の霊を呼びだして私どもイタコの身に憑依させ、相談者様と直接会話していただきます。ただイタコ自体に、資格だったり免許だったりが必要ではありません。資質は必要かもしれませんがね。


編集部 なるほど。イタコは亡くなった方だけでなく、生きている方の霊も呼び出せると伺いました。

苣木先生 そうですね、“生口”という口寄せです。他にも降霊させる対象によってさまざまな種類がありますが、電話占いで一般的な相談以外に、一番リクエストが多いのはやはり“生口”になりますね。皆さん恋人や片思いの相手、友人や家族など、今関わりのある方の生き霊を降ろして本心を知りたいとお考えのようです。


編集部 また神仙などをご自身に乗り移らせてその言葉を語る、つまり神託を伝えることもあるとか。

苣木先生 “神降ろし”ですね。イタコは神仙の言葉の代弁や、死者や祖霊と生きている者の仲介が本業なので、当然神託も占いに取り入れます。


編集部 霊視や祈祷なども行われるのですか。

苣木先生 相談者様のご要望に応じてさまざまな祈祷呪術を行います。電話占い澄麗では恋愛問題、それも片想いや復活愛、略奪愛に不倫愛など、複雑な人間関係を伴う恋愛願望のご相談が多いですね。“愛魂戻術”で離れてしまった相手の心を引き戻したり、“捜索透視”で今では関わりのなくなってしまった昔の想い人を探り当てたりすることで、実現が難しい願望も完全成就へと導きます。


編集部 なるほど、イタコの能力も持ち合わせた霊感鑑定がどういうものか、少しずつわかってきました。それでは祥鶴先生についてお聞きしたいと思います。先生はどのような経緯で霊感占い師になられたのでしょうか。

苣木先生 実は近い身内関係のところに、イタコを生業としている人がいたのです。その影響か、幼少の頃から“視えやすい”自覚はあったのです。だからと言いますか、自然に私自身も特別なことだと思わずにこの道を選びました。


編集部 ご家族の反応はいかがでしたか。

苣木先生 正直わかりませんね。ただなんとなく、他に選びようのない宿命なのだと、私も家族もわかっていたと思いますよ。


編集部 たしかにそうかもしれませんね(笑)現在はイタコの後継者問題も深刻と聞きましたが。

苣木先生 残念ですが、確かに伝統霊媒術を継承するイタコは年々減少していて、現存するイタコのほとんどは高齢者です。ですから私はこのままイタコ占いが衰退してしまわないように、今の肩書きは霊能者や霊感占い師ではありますが、もっと一般にも広めるために電話占いという場所に身を置いているとも言えるでしょう。


編集部 今まではイタコ占いを利用するなら、青森県の陸奥にまで行く必要がありましたくらいですしね。

苣木先生 ええ。利用したくても、物理的に無理な場合も多かったと思います。鑑定依頼が減ってくるとますますイタコのなり手が減ってしまうと考えて、全国どこにいても気軽に相談ができる電話占いは便利だと思いますよ。


編集部 対面占いと電話占いとでは、鑑定依頼の内容など何か変化はありましたか?

苣木先生 世の中はどんどん便利になっていきますが、人の悩みは今も昔もそう変わるものではありません。私どもイタコはこれからも相談者様の願望成就のためにお役に立ちたいと思います。電話やインターネットなど、新しいツールを用いながらも、昔と変わらぬ鑑定方法で。


編集部 本日はありがとうございました。