占い師インタビュー

引き寄せる魂の光、その白い輝きの中に浮かぶのは生前の姿。第20回 粧美先生

降霊

占い師の先生は、実にさまざまな霊能力を駆使して鑑定を行ないます。その中から今回は、降霊により生死を問わず心の声を伝えることができるという電話占い「ごみそ」の粧美先生にお話を伺いました。霊との交信がどのように行なわれているのか、詳しく語っていただいています。


編集部 本日は、降霊を得意とされている粧美先生にお越しいただきました。粧美先生、よろしくお願いいたします。

粧美先生 よろしくお願いいたします。


編集部 まずは降霊というものがどういうものなのか…といったことからお話いただきたいのですが。

粧美先生 降霊というのは、字の如く霊を降ろすということ。私自身の体に霊を憑依させ、霊の想いや伝えたいことを知ることができます。


編集部 霊感や霊視でも、相手の想いを知ることができると思うのですが、降霊とはどのような違いがあるのでしょうか?

粧美先生 霊感や霊視だと、外から霊のことを読み取るわけですが、降霊の場合、霊そのものが私に乗り移り、一時的に同化するわけです。ですから、霊の考えていること、想いなどがダイレクトに伝わってきて、微妙な感情の動きまでこと細かく知ることができます。


編集部 なるほど、より詳しい鑑定ができるようになるのですね。粧美先生は、生死を問わず霊を降ろすことができるということですが、生きている霊と亡くなった方の霊では、交信の仕方が異なるのでしょうか?

粧美先生 違いますね。まず生きている方の霊を降ろす場合ですが、ご相談者様を通じ、降ろしたいお相手の方の意識へと潜り込み、霊魂を私の体へと引っ張ってくるのです。亡くなった方の場合は、霊界へと意識を飛ばします。数えきれない霊魂の中から、降ろしたいお相手の霊魂を探し出し、その霊魂を一時的にこちらの世界に呼び出し、私の体に憑依させるのです。


編集部 数えきれない霊魂の中から探し出すのは大変ではありませんか?

粧美先生 “亡くなった方の声を聞きたい”というご相談者様は、どの方もとても想いが強いのです。ですから、霊魂が無限にあったとしても、探しているうちに自然とその方の元へと導かれていきます。


編集部 霊魂というのは、どのように見えるのですか?

粧美先生 白く輝く光が無数にある感じですね。


編集部 その中から、どのように呼び出したい霊魂を探すのでしょうか?

粧美先生 その白い光の中に生前の姿が浮かんでいますので、はっきりとわかります。探し出せたら、その魂の光を私の体へと引き寄せるのです。ご相談者様の想いが強ければ強いほど、その姿は鮮明に見えます。


編集部 では、霊が降りてきた時には、どのような感じを受けるのですか?

粧美先生 私の場合、頭のてっぺんから霊が入って来るのがわかります。エネルギーの塊が、頭のてっぺんから入ってきて、ちょうど心臓のあたりにそのエネルギーがとどまるのです。この感覚は、生死を問わず同じものです。霊が完全に私の中に入って来ると、その霊の現在の状態、思考、亡くなった方の場合は生前のことなど、その霊に関するあらゆることがわかります。


編集部 霊との交信はどのように行なわれるのですか?

粧美先生 私はご相談者様と霊魂との通訳のようなものです。ですから、ご相談者が聞きたいことを私の中に入ってきた霊に伝え、その思いを捉えたら今度はご相談者に伝えます。


編集部 降霊を依頼される方は、どういったお悩みを抱えている方が多いですか?

粧美先生 亡くなった方の場合ですと、“お相手のことが聞きたい”というより、“伝えられなかったことを伝えたい”という方が多いですね。今までの感謝の言葉、言い残した想いなどを伝える方が多いです。鑑定を終えるととてもスッキリされていて、なかなかけじめをつけられなかった気持ちにようやくピリオドを打つことができたという方がほとんどです。逆に生きている方の霊を降ろす場合には、相手が何を思っているかを知りたいという方が多いですね。相手がご相談者様のことをどう思っているのかとても詳しく聞かれる方がほとんどです。人の感情というのは、ちょっとしたことで変化するものです。ですから降霊をすることでそのわずかな心の動きも逃さずに捉えることができるため、とても詳細な鑑定を行なうことができます。


編集部 なるほど。とてもきめ細やかな鑑定を行なうと評判の粧美先生の真髄を見ました。それでは、最後にご相談者の方にメッセージをお願いいたします。

粧美先生 降霊というと、とても重いものだと感じる方もいられるようです。どうしても死者のイメージが強いからなのかもしれません。私の場合、生きている方の霊を呼び出すこともできるので、片思いの方、不倫や三角関係で悩んでいる方など、恋愛問題でお悩みの方からのご相談も少なくありません。ですから、もっと気軽にご相談いただけたらと思います。相手の本心を知りたい…と思うのであれば、ぜひお電話ください。


編集部 本日はとても興味深いお話を聞かせていただきました。ありがとうございました。

粧美先生 こちらこそ、ありがとうございました。