占いの種類と占術

縁結び祈願えんむすびきがん

縁結びとは

縁結び祈願のイメージ

縁とは親子、夫婦、主従など広く人間関係を指し、縁結びとはそれを結ぶことをいいます。ただし一般的には夫婦や男女の関係を結ぶことであり、男女の縁を結ぶ呪術的習俗を縁結びと呼ぶこともあります。

夫婦となるのは前世の宿縁によるものだという縁結びの思想は、仏教も含めて元来は中国思想にあたりますが、昔から日本の中にもこの縁結びの考え方は広く浸透していました。

また、縁結びには超自然の意志が関係すると考えられているため、各地に男女の縁を結ぶとされる神仏があり、良縁祈願がなされています。中でも島根県の出雲大社は、農耕神、福神としての性格とともに縁結びの神、仲人の神として特に有名です。旧暦10月の神無月(かんなづき)には全国の神々が出雲に集まるとされており、その際、神々は男女の縁を結ぶといわれています。

恋の願いが叶う縁結び神社

前項では島根県の出雲大社を紹介しましたが、全国にはほかにもまだまだ縁結びに御利益のある神社があります。ここではその中から、特に恋愛成就で名高い縁結び神社を幾つか紹介いたします。

気多大社(石川県)

万葉集にも詠まれた歴史ある神社で、神門・拝殿・本殿などのほとんどが重要文化財に指定されています。御利益は「縁結び」。縁結び祈願のハートの絵馬が高い人気で、参拝客の多くが購入していきます。

貴船神社(京都府)

現在では丑の刻参りが有名になりましたが、本来は縁結びの神様として知られる神社です。結社の後ろにある桂の木に願文を書いた「結び文」を結ぶと恋が叶うといわれています。

東京大神宮(東京都)

創設は明治時代と新しいものの、政府要人の参拝所であり、伊勢神宮の遙拝所として格式が高い神社です。日本初の神前結婚式をはじめた神社であることから、縁結びの御利益があるとされ、恋愛成就を願う女性参拝客が多数訪れています。

伊豆山神社(静岡県)

源頼朝と北条政子が逢瀬を重ねていたことで知られる神社。境内にある椰(なぎ)の木の葉は、男女の縁結びにご利益があると伝えられています。政子が鏡の下に敷き、頼朝との愛を祈ったと伝えられることから、この椰の葉を鏡の下またはコンパクトの中に入れておくと、良縁が結ばれるとされています。

霊能者による縁結び

電話占いのご相談で最も多いのが、不倫愛や略奪愛、復活愛など恋愛に関するもの。そんなご相談者の悩みに対し、占い師が行なう占術に「縁結び」があります。占い師がこの縁結びを施すことにより、幾つかの方法でご相談者の願いを叶えることができます。

まずは、夫婦や恋人同士など、もともとお2人の間に存在する縁、いわゆる「赤い糸」を強化するというもの。この方法によって、お相手の浮気を未然に防いだり、けんかなどをして険悪になっていたお2人の仲を元通りに戻したりすることができます。

次に、ご相談者が片想いをしている場合、お相手の魂から強制的に縁を導き出してご相談者の魂から伸びる縁と結び付け、その片想いを成就させるという方法。この方法に関しては、通常の片想いのみならず、不倫や三角関係といった複雑な想いが絡み合う恋愛の場合にも大きな成果をもたらします。

この2つの縁結びを行なう際に占い師が念じる縁のパワーは非常に強力なもの。そのため、お相手の心にご相談者の愛の気持ちが一度植え付けられると、ご相談者の方から別れたいと思わないかぎり、その縁が切れることは絶対にありません。

この他、完全に無の状態から有の状態へと縁を作り出す方法もあります。仮に電話占いに電話をかけた時点で、ご相談者には交際中の男性も想いを寄せているお相手も、不倫相手もいなかったとします。しかしそのご相談者が「こんな人に出逢いたい」と、理想のお相手との出逢いを願っている場合、その願望を叶えるために、占い師が縁結びを行ない、希望に見合ったお相手をご相談者のところへ導いてくることが可能なのです。

また、恋愛の悩みを解決するための縁結びだけでなく、縁はすべてに繋がっているため、仕事や人間関係、お金などにも多大な影響を与えています。電話占いの占い師たちはそういった縁を自在に操り、恋愛問題はもちろんのこと、お金や仕事、人間関係の悩みなど、あらゆる問題を解決へと導いてくれるのです。