占い師がよく質問されることアレコレ
電話占いにしろ対面占いにしろ、初めてそれらのサービスを利用する人は、「いったい他の人はどのような相談をしているのだろうか?」と考える傾向にあるようです。占い師の先生方にそのことを聞いてみたところ、お客様は実にたくさんの質問を持っている、と話されます。今回は、占い師の先生方がよく質問されることをいくつか取り上げ、それに対して実際に占い師の先生方がどのように回答しているのかを書いてみたいと思います。
どのくらい当たりますか?
「100%です!」と言いたいところですがそうも言えず、この答えにくい質問にはいつも悩まされているようです。最近は、「占いは、あなたが進むべき正しい方向へと導くアドバイスだと思ってください。宝くじのように当たるか当たらないかではないので、統計もなければ、確率も出せないのです」とお答えしているケースが多いようです。これに不服だと感じる方は、占い結果を聞くことなく終わられるようです。でも、ほとんどの方は納得してくださり、その後は占いに集中できるとのこと。
いつから霊感があったんですか?
実は占い師のすべてが霊能力者ではありません。12星座占いやタロット占いなど、知識や経験によって行う占いも多く、こちらも的中率はかなりのものです。多くの霊感占いの先生方は子どもの頃から霊感を持っていたそうですが、それを自分で霊能力として認識してコントロールできるようになったのは、大人になって十分な知識と経験を得てからというケースが多々です。そのため、上述の質問に対する答えとしては、「子どもの頃から少しはあったようです。でも、今、私の占いは一に知識、二に経験、そして三に霊感です」となるようです。
占い師は儲かりますか?
これもとても答えにくいです。正直なところ、純粋に占いだけをしていて、儲かるとはいえませんし、思いません。1回の料金は会社次第とはいえそれほど高額ではありません。ただ、ここからはちょっとした裏事情になってしまいますが、継続的な占いサポートを求める方との長期契約や、占いに関する原稿料、テレビへの出演など、占いから派生するさまざまな形の収入へと結びつけて活動すれば、「それなりに儲かることもある」と思われます。
占いで悪い結果が出ても言ってくれますか?
これに対しては、原則として「Yes」が答えです。ただし、悪い占いというのは、実は存在しないと考える占い師が多いようです。占いの結果が、お客様が求めるものと違うことはもちろんあります。でもそれは、その悪い結果を避けるために時間を取りなさい、考えなさい、努力をしなさいという前向きな占い結果と取ることができるのです。そのため、占い結果を「ダメですね」とか「無理です」というマイナス表現で伝えることはありません。「こうならないように工夫や努力が必要です」と告げ、さらにどんな回避策があるかを占います。
占い師って誰でもなれますか?
鑑定中に直接、「占い師って私でもなれますか?」と聞かれるお客様もいらっしゃるそうです。それについて、「あなた次第です」としかお答えのしようがありません。占い師になるためには、生まれつき強い霊能力を持っていても、それなりのコントロール能力を養わなければ、求められた時に求めた人を占うことはできません。また、多少の霊能力があったとしても、それを補うに足る知識と経験が必要です。霊感がない方の場合には、それこそ長い年月をかけて学ぶ必要があります。その時間と労力と努力を惜しまなければ、あなたも占い師になれるかもしれません。
ほかにもいろいろなQ&Aに出くわし、びっくりさせられることもあれば、目からウロコがポロリと落ちることもあります。お客様からの質問は、お客様からの占い師に対する意見であり、要望でもあると感じます。そのため、できるだけ、誠意をもってお答えしたいと思っています。