たとえなんと言われようと、略奪愛を叶えたい

私のもとには、「パートナーがいる相手を好きになってしまった」といういわゆる略奪愛の悩みを持つご相談者様からも多数電話が寄せられます。略奪愛というのはというのはとても複雑で、ご相談者様の幸せをかなえるためには、そのパートナーとの愛に一旦けじめをつけてからご相談者様とお相手との愛を叶えるわけです。よほど冷めきったカップルならそれも容易なことですが、お互い愛情を持っている人の愛をご相談者様へと向けるケースがほとんどですので、高い霊能力が必要となってきます。

ここでは、実際に略奪愛の鑑定がどのように行なわれているのか鑑定例を挙げてご紹介していきたいと思います。

略奪愛を叶えるためにまずはじめること

では実際にどのように鑑定を行なっていくのかを過去の事例を挙げながらご説明していきたいと思います。以前、鑑定をした中にこのようなご相談者様がいました。そのご相談者様は会社の同僚にずっと片思いをしていたのです。ところがその男性には付き合っている人がいたので、なかなか想いを伝えられずにいたのです。そうこうしているうちに、彼はお付き合いしている女性と婚約をしてしまったとのこと。それでもご相談者様は彼のことを諦めることができず、どうしても彼と結ばれたいと私のもとに電話をしてきたのです。

かなり困難なご相談でしたが、私は常にご相談者様の幸せを一番に考えて鑑定を行なっています。ですから、まずかれと彼女の間に心の隙のようなものがないかを霊視で見ることにしました。表面上は幸せいっぱいといった二人でしたが、じっくりと心の中を霊視していくと、お互いどこかに違和感を覚えているのがわかったのです。それはちょっとした考え方や、金銭感覚、ずっと隠し続けていた相手に対する不満といった部分に見られました。今は本当にわずかなことではありましたが、将来的にこのズレが大きくなり、そこから二人の心が確実にすれ違いを起こすことがわかったのです。

結局この二人はお互いの綺麗な部分ばかりを見すぎていて、今まで心からぶつかることがなかったのです。それが数年先初めてぶつかりあうことになった時、取り返しのつかない状態になる…という未来が私の眼にはハッキリ見えました。そこで本来なら数年先にお互いに気付くこのズレを、もっと早く気付くよう心に働きかけてみることにしました。心のズレを一気に増幅させたのです。その結果、お互い本気でぶつかり合うことになり、婚約の話は解消。結局、二人は別れることになりました。

相手の心をご相談者様に向ける

お相手と、そのパートナーとの心を離したからといって、愛が叶うわけではありません。略奪愛を叶えるためには、パートナーと別れた後にお相手の心がご相談者様へと向かなければ意味がないのです。そこで私の場合、彼が婚約者と別れた後に彼がご相談者様を意識するよう、ご相談者様を強く心に印象付けることにしました。彼とパートナーが別れた瞬間、タイマーのスイッチが入るような感じに…。

相手の心にご相談者様を印象付ける方法は略奪愛に限らず、相手の心を振り向かせる時によく使う術なのですが、心に強く印象付けることで急激にではなく、だんだんと相手に対して愛情を持つようになっていきます。そして気がついた時には、印象付けた相手のことしか見えなくなっている状態になるのです。この術を行ったことにより、ご相談者様の愛を成就させることができました。彼が婚約者と別れてから半年後、ご相談者様は意中の彼とお付き合いすることができたのです。

これはほんの一例ですが、このように略奪愛の鑑定を行なっているというのはわかっていただけたと思います。

略奪愛を叶えやすくするおまじない

ここでひとつ略奪愛に悩む方に、ひとつおまじないをご紹介しておきましょう。赤、白、黒の糸を用意してください（あとで糸を結ぶので、結べるくらいの長さの物を用意してください）。

はじめに赤い糸を持ち相手のことを思い浮かべます。同じように白い糸を持ち自分のことを、黒い糸を持ち相手のパートナーのことを思い浮かべます。パートナーを知らない時には、「彼の彼女」と言葉を念じるようにしてください。その３本の糸を絡めます。絡めたら「彼と結ばれたい」と念じながら、今度はその糸を丁寧にほどいていきます。そこから黒い糸だけ取り除き、その糸をロウソクで燃やします。この時にライバルが去っていくよう念じながら燃やしてください。残った赤と白の糸は一緒にして結び目を作り、その糸を身につけるようにしてください。お財布などに入れていても良いです。こうすることで、パートナーのいる相手との愛を叶えやすくすることができます。

略奪愛を叶えた時に気をつけてほしいこと

略奪愛を叶えたら、その愛を成就させたとからといってうかれてばかりではいけません。もともといた相手の幸せを奪い取った上に成り立っている…という意識をどこかに忘れずに置いておくこと。奪った相手に対して思いやる気持ちを忘れずにいることが、相手から奪ってでもつかんだ愛を持続させる力となるのです。略奪愛を叶えた方は、ぜひこの意識だけはぜひ忘れずにいてください。