占い師コラム

これだけは知っておきたい!メール占い3つの法則第82回 花福先生

メール占い

長く占いを生業にしていると「鑑定結果に満足できない」、「他の話が長くて聞きたいことが聞けなかった」というお客さまの声を、ネットなどで少なからず目にします。私たち占い師も、できるかぎりお客さまの期待には応えたいのです。でも、人と人の間にはどうしてもすれ違いが起きてしまうもの。そうしたすれ違いを極力減らし、占ってほしい物事だけを占えるのが「メール占い」です。

対面鑑定、電話占い、などの鑑定方法がある中で、近年注目されているこのメール占い。特にメールやSNS(ソーシャルネットワーキング)に慣れ親しんでいる世代は、メールによる占いの利用頻度が高まっています。IT社会傾向に伴って、ここ数年で占いの形も変化してきました。以前は、「占い=対面鑑定=高い」という図式が成り立っていたため、占い初心者には謎に包まれた部分が多かったようです。占い初心者の方の中には、「占い師を前にすると何を話せばいいのかわからなくなる」とおっしゃる方もいます。

その点、メール占いは訊ねたい物事をメールにまとめて送るだけです。メールを打ったことがある方なら誰でも簡単に、鑑定を受けることが可能でしょう。

そこで、メール占いに興味があるけど何となく踏み切れない、そんな「メール占い初心者」の方にメール占いにおける3つの法則を、実際にメール占いを行っている私がお話し致しましょう。これさえ知っておけば、メール占いがとても身近なものになりますよ。

メール占いの法則~メリットとデメリット~

その1. 相談内容をじっくり決められる

これはメール占いの一番の利点ですね。本当に相談したい内容だけを掘り下げて、予算内で占えるのはメール占いだけ。対面鑑定や電話占いでは、本当に聞きたい内容を聞く前に鑑定時間が終わってしまったり、伝えたい内容が思うように伝わらなくて追加料金ばかりが加算されてしまったりします。しかし、メール占いは占い師に送るメールを自分で何度も確認できますし、規定文字数内であれば、聞きたい内容をいくつでも盛り込めるのです。また、相談内容と回答のどちらも文字として残るので、何度も鑑定の詳細が確認できるのは嬉しいですね。

ただし、占ってもらった内容に対しての質問はできません。同じ内容を掘り下げたメールであっても、再度占い師にメールを送るには追加料金がかかります。1回まで質問を受けつけている占い師もいますが、ごく少数です。鑑定結果に対する質問も想定して、メールの中にまとめていただけると充実した鑑定結果が得られるでしょう。

その2. プライバシーが守られる

占い師に顔を見せる必要も、話をする必要もないので、鑑定者側のプライバシーが守られます。また、対面鑑定や電話占いのように、相談内容を誰かに聞かれてしまう危険性もありません。複雑な問題、性の相談、不倫や略奪愛など、なかなか口に出せない内容ほど相談しやすいでしょう。 ただし、鑑定者側の姿が見えないというのは、鑑定者側からも占い師が見えないということでもあります。中には占いなんてできないのに、もっともらしく「自称占いビジネス」をしている人もいるのです。他の鑑定に比べて、占い師の力量が一番ばらつきやすいのも注意したいところ。お金を払う前に、占い師や占い会社の情報をきちんと下調べするようにしてくださいね。

その3. 対面鑑定や電話占いに比べて、鑑定料が安い

一番安い有料占いといえば、月額登録の携帯占いサイトでしょう。ただ、月額登録の占いサイトでは、個人に合わせた占いができません。あなただけのオーダーメイド占いとしては、メール占いが一番安価です。占いがどんなものか、初めて占ってもらう占い師がどんな人間か、確認するのにも最適でしょう。

この時大切なのは、ただ「安い」という一面だけで占い師を選ばないこと。メディア露出の高い先生や口コミ評判のいい先生、サイトや鑑定時のシステムが良心的な占い会社を選ぶといいでしょう。個人経営であるか大手占い会社であるかはあまり関係ありません。また、ポイント制(先にポイントを買って消費していく制度)よりも、買い切り(メール一通の価格だけを振り込む)を対応している占い会社の方が安心です。


物事には必ずメリットとデメリットがあるものです。あなたにとって、メール占いが最適かどうかは他の誰にもわかりません。けれど、あなたの人生や恋に役立つ「初めの一歩」になることは間違いないでしょう。私の占いが、私たち占い師の言葉が、あなたを幸せへと導く道しるべとなれますように。