かつて大好きだった人との恋の終わりはとても辛いもの。その気持ちは振る側としても振られる側としても同じと言えるかもしれません。ですが、その辛さを誤魔化したり、逃げたりするために不義理な行動を取ってしまうと、それから先、次の恋愛に進もうとする際に恋愛運を大きく下げてしまいます。
恋愛は始まりも大事ですが終わりも大事なのです。我々占い師の下には日々、さまざまな恋の悩み相談が寄せられます。そしてその中には、前の恋愛をしっかり終わらせなかったことが原因で恋愛運がいびつな状態になり、それが新しい恋愛や人生に暗い影を落としている方が大勢いらっしゃいます。
もし、あなたが今恋愛中であれば、その恋が長続きすることを願っております。しかしながら万が一、ふたりの関係が終わりを迎えてしまいそうになったら、その時はぜひ、以下の点に留意して下さい。
1.気持ちを誤魔化すために他の相手を作らない
恋愛がうまくいかない時はとても精神的に辛く、他の都合のいい相手に逃げたくなったり、優しくしてくれる異性の友達に甘えたくなったりするものです。しかし、そういった行動を取って自分の気持ちを誤魔化し、流されてしまうと、恋愛運は一気に急降下していきます。この恋愛運の急降下を一般的な言葉で表すなら「逃げ癖」が出来てしまう、ということです。
辛い時にそういう行動を取ってしまうと、これから先に別の方とお付き合いしても、ちょっと辛いことがある度に別の人に逃げてしまったり、都合のいい遊び相手を作ってしまったりするパターンが身についてしまいます。本来、恋愛は楽しいだけではありません。知らない相手と仲良くなって密接に関わり合うわけですから、時にはうまくいかないことも出てきます。それをお互いに向き合って乗り越えていくことこそ恋愛なのです。
しかし相手とまともに向き合わない「逃げ癖」が出来てしまうと、うまくいかなくなったらまた次、また次、という風に、ずっと逃げてばかりの恋愛ばかりする人になってしまいます。こういった形で恋愛運をどんどん下げていっている方は大勢いらっしゃいます。注意しましょう。
2.最後にちゃんと話す
恋の終わりは死と似ていると言えます。誰かが亡くなると必ず「葬式」を挙げます。親しい人が死んだら、その人を悼むためにお葬式に出席します。それは死んだ方の魂のためという意味もありますが、もうひとつ「生きている方がその人の死を心で受け止めるため」という意味もあるのです。お葬式とは、亡くなった方がもうこの世にいない、あの世に旅立ってしまった、私達はその人と一緒に生きた、これからはその人のいない世界を生きよう、と気持ちで理解するために存在するのです。
ですから、恋愛が終わる時も一緒です。ひとつの恋が死んでしまったら、その時は最後にふたりで会って、ちゃんと別れ話をしましょう。そうすることで「恋が終わった」ということを気持ちで理解することができます。あなたが振る側だとしても振られる側だとしても、大変重要なことです。
もしあなたが振られる側だとしたら、最後に出来ることをしましょう。未練がましくすがっても構いませんし、悪あがきするのもいいです。心残りを持ったままより断然賢明です。向こうが会ってくれないとしたら、電話でも、メールでも構いません。ちゃんと自分の気持ちを伝えて、恋の終わりを受け止めましょう。
3.「ありがとう」という気持ちを持つ
一通りのことをして、それでも恋が終わってしまったなら、最後に相手に対して「ありがとう」という気持ちを持ちましょう。相手に「ありがとう」と思うことは、相手のためだけでなく、その人と恋愛をしたあなた自身のためでもあります。好きになって、お付き合いして、一度は愛し合った相手を憎んだり否定したりするのは、自分自身の人生の一部を否定することと同じこと。自分を否定している人の運気が上がるはずはありません。
たとえ裏切られる形の別れでも、別れ際に相手にどんなに酷いことを言われても、優しかった相手や楽しかった記憶を思い出して、その記憶の中の楽しかった時間に「ありがとう」と感謝の意を示して下さい。そうすることで、あなたは自分自身の過去を否定することなく、次のもっと素晴らしい相手と巡り会えるようになります。
いかがだったでしょうか。この先のあなた自身の恋愛のためにも、「綺麗な別れ方をする」というのは大変なプラスになる、ことが理解できたのではないでしょうか。しっかりとけじめを付けて過ぎ去った恋に感謝することで、必ずあなたの前にはもっと良い異性が現れます。そして万が一、あなたが過去にちゃんとした別れ方ができず、それを引きずって今も不毛な恋愛を繰り返しているのであれば、我々霊感占い師にご相談下さい。我々は霊視によって過去の因縁やトラウマを言い当てることが可能です。あなたの心に突き刺さったものが何であるかを突き止め、それを解消し、あなたを前向きな状態に変えてみせます。