あなたは、霊感を育てることが可能だと知っていますか? 実は霊感を育てれば、身を守ることと自分の成長に役立つのです。そもそも、霊感といってもその状態や種類は異なります。何より「霊感がある」だけでは危険になることも。霊感を正しく知り美しく育てるヒントをお伝えしましょう。
霊感ってそもそも何?
霊感と聞いて何を思い浮かべますか? 霊が見える人? 霊の声が聞こえる人? 霊を何となくでも感じられる人? 答えはどれも正解です。霊感とは、どんな形であれ霊を感じ取ることができる感覚、と考えると分かりやすいでしょう。ただし、霊といってもいろいろな種類が存在します。守ってくれる守護霊、育ててくれる指導霊、通行人のようにうろうろしている浮遊霊、強い恨みなどの念を抱きその場にとどまる地縛霊。
勘の良い方ならお気づきでしょう。霊には種類がいる、つまりそのなかに私たちに危険を及ぼす霊もいるのです。霊を人間に置きかえると分かりやすいでしょうか。人間と一口に言っても、仲良くなれる人、相性の合わない人、こちらに敵意を向ける人、いろいろいますよね。このように霊にもいろいろタイプがいます。そうした霊をどんな形であれ「感じ取れる=霊感がある」ということはいろいろな意味を持つのです。
霊感の種類と「霊感がある」の意味
霊感には種類があります。
- 見える
- 聞こえる
- 肌に感じる(寒気や違和感)
- 匂いを感じる
などです。五感のどれかもしくはいくつかがともに働く、と考えると分かりやすいですね。 こんな話を耳にしたことはありませんか? 「廃墟に行って撮影していたらありえないところに人らしきものが映っていた」「会話の声を録音したら誰のものか分からない声が入っていた」「心霊スポットに肝試しに行ったら、ある場所で異常な寒気に襲われた」これらは意図的・無意識にかかわらずどれも「霊感」なのです。
また「霊感がある」には前述したとおり、いろいろな意味があり、それは2つに分かれています。
- 自分を育てたり、誰かの役に立ったりする
- 自分を苦しめる
自分や誰かの役に立つこともできる一方で、自分を苦しめることにもなりかねない、さてどういうことなのでしょう。
霊感があるだけでは難しい?
実は、「霊感はある」だけでは危険な状態になりやすいのです。なぜかというと、「霊感がある」というのは、霊からも分かることだから。たとえばあなたに霊感があったとしましょう。それを霊から見ると「あの人間には霊感がある、自分のことは分かるはずだ」となるわけです。
良い霊なら問題ありません。それどころかあなたは色々な方向で成長できます。しかしそれが悪い霊だったら?悪意に引きずられるなどで良い人生を送ることが難しくなってしまうのです。また、あなたの霊感レベルによって、あなたに近づく霊の種類も変わります。
同じ事の繰り返しになってしまいますが、このように「霊感がある」だけでは難しいからこそ、
- 自分を育てたり、誰かの役に立ったりする
- 自分を苦しめる
といった2つの意味に分かれるのです。
霊感を育てることの重要性
「霊感がある」だけではある種危険と隣り合わせとも同義語。じゃあどうすれば良いのでしょう? そこで辿り着くのが「霊感を育てる」ということ。「霊感」を育てれば、下記のようにいろいろなことができるようになります。
- 霊の種類が見極められる(高位の霊を知るには霊能力が必要だが、霊感を育てれば良くない霊くらいなら感知でき、危険から身を守ることができる)
- 良くない霊を近づけずに済む
- 良くない霊に困っている人が分かる
- 良くない霊を切り離したり、返したりすることができる
- 良い霊とコミュニケーションを取ることができる
- 良い霊から話を聞き、それを自分や周りの役に立てることができる
下に行くほど、より上位の霊感と考えてください。また上位の霊感とはそれすなわち「霊能力」です。テレビやメディアで見る頼りになる霊能者さんなどはこうした霊能力を持っていますし、日頃から鍛えています。だからこそ、悪意のある霊を避けたり、それらから身を守ったりできるのです。普通に生活する場合「霊能力」になるまで霊感を磨く必要はありません。しかし、「霊能力に近づけるイメージ」で行えば「霊感アップ」も早いのです。
正しく霊感を育てる大きなポイントは3つ、「感謝」「健康」「五感」
それでは霊感を育てる方法を見ていきましょう。
1.感謝をする
最重要なことは、日々に感謝をすること。自分が今生きていること、そして周囲に感謝をします。これはどんな小さいことでもかまいません。極端な話、「今日も寝心地のよいベッドで眠ることができた」これだけでも良いのです。それ以外にも感謝できることはたくさんありますよね。たとえば、仕事がある、楽しめる趣味がある、友人や恋人、配偶者や家族がいる、自分がのびのびできる場所があるなど…。このように感謝できることを見つけ、素直な気持ちで感謝することが霊感を育てる方法の第一歩です。
2.健康を保つ
健康であること。そのためには良質な睡眠と食事が必要になります。特に食事は重要ですが、あなたは普段どんなものを食べ、どのように食事をしていますか?考えてみてください。まず睡眠について。できるだけ夜眠り、朝は同じ時間帯に目を覚ますよう心がけましょう。体のリズムができあがれば、夜もしっかり眠ることができます。また眠ることで心の整頓もしやすくなるでしょう。
次は食事です。食事では、できるだけいろいろ食材を取り、健康の基礎となる栄養を摂取したり、食事を楽しんだりしましょう。なお、たまになら、好きなものに偏っても良いです。なぜなら好きなものを食べるとき、人はとても幸せな気持ちになれますよね。つまり心の面で良い影響があるわけです。ただ、ずっと偏ると流石に健康に影響が出てしまいます。程々にではありますが、好きなものを心から楽しみましょう。
3.五感を使う
五感とは、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚のこと。この五感を普段から意識して使いましょう。たとえば食事どきですね。調理中なら、食欲がわくような色とりどりの盛り付けにしたり、香りを大切にしたり、素材の味を活かしたり、調理中の音(焼く音や揚げるときの音)を楽しんだりできます。食事中なら、食材の色をしっかり見たり、食材から季節を楽しんだり、ゆっくり噛んで食材の食感や味を感じたり、香りをたくさん嗅いだりできますね。食事どきのみならず五感は、水を飲む、外を歩く、買い物をするなどさまざまな場面で使えます。五感を普段から使っていれば、感覚が鋭敏になるのです。また、感謝することもできるでしょう。
健康だから目や耳、舌や鼻を使って食事を楽しめます。ですが食事を楽しめるのは、食材があるからです。そして食材があるのは自然のおかげですよね。野菜も肉も魚も自然のものですから。またどれも命ですから、命に対する感謝の気持ちが芽生えます。
同時に自分を守る方法も知っておくこと
正しく霊感を高めることができると、良くない霊はあなたに近寄りにくくなります。といっても、何らかの拍子で良くない霊がいるところを通ったり良くない霊を連れている人に会ってしまったりすることも。自分を守る方法もきちんと知っておきましょう。
自分を守る方法は、
- 良くない霊にチャンネルを合わせない
- 心を良い方向に保つ
になります。
チャンネルを合わせないについて説明しましょう。実は、守護霊や指導霊など素晴らしい霊と良くない霊、受け取るチャンネルが全く違うのです。たとえば、面白半分で心霊スポットに行くことは、そこにいる良くない霊とチャンネルを合わせることと同義語。
良くない霊とチャンネルを合わせて、あなたに良いことはひとつもありません。霊が「この人間は霊を感知できる」と気づけば、ついてきてしまうこともあるからです。それはあなただけでなく、家族も危険にさらしてしまいます。また、万一このように良くない霊がついたため祓うとなったら、高いレベルの霊能力を持つ人の元に行かねばなりません。良くない霊とチャンネルを合わせないよう気をつけましょう。
2つ目は、心を良い方向に保つこと。感謝をする、嬉しい・楽しいといった気持ちにひたるなどが良いでしょう。感謝については「正しく霊感を育てる方法」でもお伝えしましたが、身を守るためにも大いに役立ちます。しかし悲しい・苦しいといった気持ちになることもありますよね?そうなったときはどうするのでしょう?その気持ちは無理に押し殺さなくて良いのです。そうなったときはその気持ちを感じ取りましょう。具体的には、その気持ちを感じている自分をもう一人の自分が静かに見ているイメージを持つことです。こうすることで、「あなたの悲しみや苦しみ」をきちんと感じ取ることができます。
また、これを行うことで、多少荒れていたとしても落ち着くのが早まります。それどころか次のステップへ進もうといった前向きな気持ちも自然と湧きあがってくるのです。やってはいけないのは、悲しい・苦しいといった気持ちに任せて人や物を攻撃すること。どんなに悲しみや苦しみがあってもやってはいけません。良くない方向にすべてが進みます。さらに、良くない霊ともどんどん波長が合い、集めてしまうという悪いループにはまってしまうのです。普段は、感謝や嬉しい・楽しいで満たし、何かあったときはその気持ちを感じ取る、これを心がけましょう。
霊感と一口にいっても状態や意味、種類などがありました。また、「霊感がある」だけでは自分の身が危険にさらされる可能性も…。しかし正しく霊感を育てればそれはあなたの大きな味方となり、危険から守ってくれるのです。霊感は清く正しく美しく育てましょう。