ファッション開運法、前半では基本的なことをお伝えしましたが、後半ではより詳細な衣類による開運法をお伝えしたいと思います。
高級感のある服装を心掛けよう
わたしの母はデパートでの勤務経験があり、よくわたしにこう言っていました。「デパートに行くときは、きちんとした服装をしなさいよ。お粗末な服装だと、お店の雰囲気を壊すでしょ。だから扱いもそれなりになるよ」。デパートにお勤めの方は服装でお客さまを差別はなさらないとは思います。しかし、高級感のある服装をしていけば、金銭的に余裕のあるいいお客さまに見られるので、より親切な接客になることはあるでしょう。一般的に両手で捧げ持つようにして渡されたものは、大切なものとして扱います。反対に片手で投げ渡されたものは、軽く扱う傾向があります。
つまり、デパートでなくても、自分を大切にして身ぎれいにしている、さらに美しく装っていれば、大切なひととして扱われやすく、その効果で運気がアップしやすのです。カジュアルがお好きな方も、機会があればできるだけおしゃれをしておでかけするようにするといいでしょう。「高い服は買えない」と、諦めることはありません。高級服のコピー的な商品は、いくらでもお手頃価格で買うことができます。ワンピースやスーツが理想的ですが、ブラウスにスカートでもシックに美しく見せることは可能です。カットソーよりも、化学繊維でもいいから、シルク風の生地をチョイスするのがコツ。お嬢さま風、いいとこの奥さま風など、「風」でいいのです。収入が上がれば、そのときは本物の、素材のいい服を買えばいいので、ぜひ実行してみてください。
古着は運気を下げるのか?
古着の霊的な是非については、霊能者の方々、風水の先生方も意見が分かれるところです。古着にはパワーがない。古着には前に着ていた方の思念が籠るなどという理由から、よくないとする方も多くいらっしゃいます。しかし、世界有数のリサイクル都市だった江戸では、庶民は古着があたり前でした。衣類のリサイクルはもったいない精神に基づくすばらしい習慣とも言えるでしょう。無駄をすることは霊的にもよくないはずです。手にして、よほどイヤな感じを受けない限りは、着てもかまわないとわたしは思っています。どのような思念が籠っているかは、一般のわたしたちでは読み取ることはむずかしいでしょう。
しかし、イヤな感じを受けるか受けないかは判断できるはずです。どうしても欲しい古着があれば購入後、少々の国産粗塩を入れて洗濯し、よく晴れた日に天日に長めに干すといいでしょう。あくまでわたしの考えですが、こうしたプロセスを踏めば、古着が運気を下げることはないと思います。こわいときは、いわゆる「新古品」を狙うのがおすすめ。古着のショップには「買ったはいいが着る機会がない」などの理由で、袖を通すことなく持ち込まれる商品もあるのです。新古品でも新品の衣類よりはだいぶお買い得。中には半額近くで売られていることもありますよ。
衣類を過剰に持ち過ぎると金運が下がる
最後に、衣類の整理の大切さについてご説明したいと思います。衣類は機会あるごとにまめに整理しましょう。基準として、ワンシーズン着なかった衣類は、翌年も着ないことがほとんどなので、どなたかに差し上げるか、リサイクル回収に出しましょう。収納に少し余裕があるくらいに整理して以降は、1着購入したら、1着処理するようにするといいでしょう。なぜかと言えば、衣類がまったく余裕なくタンスやクローゼットに詰め込まれているという状態をつくらないようにするためです。パンパンに詰まっているということは「もう買えない」ということを意味しますので、買えないようにお金が無くなってしまうのです。
つまり、着もしない衣類にこだわって溜め込んでしまうと、金運が下がるということ。すべてのアイテムが見えにくいので、活躍できない衣類が増え、衣類もかわいそうです。都内有数の歓楽街で働く美人のコンパニオンさんは、ドレスの持ち過ぎで、トイレにまで服を収納していました。トイレに置いてあるドレスにツキはありませんので、どんどん指名客が減少したそうです。数を持たなくてはと買い揃えたドレスですが、生活スペースを圧迫するようになりました。そこで、クローゼットに入らない分を、思い切って後輩のコンパニオンさんたちにお譲りしたところ、指名客が増え、収入がアップし、大きなマンションに引っ越すことができたそうです。着ない衣類の多い方で、金運の低下が思い当たる方は、すぐに衣類を整理してみてください。着ていない服を整理することで思わぬ臨時収入や昇給があるかもしれません。
ファッション開運法の前・後編、いかがでしたか? 衣食住の「衣」を充実させること。修繕・廃棄すること、整理すること、美しく装うことで、運気がアップするだけでなく、自他ともに楽しくできる効果も期待できますので、ぜひ実行してみてくださいね。