「霊感占いオシラ様」とは
大企業幹部や公的機関の人間からも高い信頼を得ているという霊感占いオシラ様。その理由はそもそもオシラ様が東北地方に伝わる「知らせの神」であることにあります。オシラ様は生活に密着した予言や予知を行う土着の神であり、それゆえに現実的な問題に関する明確な対応策や未来に起こる危険、隠れた真相を浮き彫りにするのに最適であるとされているのです。
霊感占いオシラ様に所属するのは東北地方の霊媒術を習得した本物の占い師(霊能者)ばかり。イタコやゴミソ、オカミサンといった巫女の流れを汲む者も多数在籍しています。後継者の激減により現地でも鑑定してもらえない彼らの占術を電話一本で受けることが可能です。とりわけ評価が高いのは口寄せ術。死者霊だけでなく生霊も寄せることが可能で、気になる相手の魂の一部を召喚し本心を問い質したり、隠し事を暴き出したりすることが出来ます。このことから、仕事や対人関係の問題のみならず、恋愛問題にも効果が高いとして、若い女性の利用者も多いそうです。密かに想いを寄せる相手や破局した相手の生霊を呼び出すことで、その本心や現在の状況をつぶさに知ることができます。
日本土着の古式ゆかしい霊感はその精度や的中率に定評があります。相談者が抱えている悩みや現況、意中のお相手との未来のことまで、あらゆる事柄を霊視や霊感で即座に見抜き、解決へと導いてくれます。願望成就率も高いと言われ、予知や口寄せ、また時には守護霊交信や祈願祈祷なども行ってくれるそうです。鑑定師達の人柄に関しても「素朴で癒される」「温かみがある」と評判。安心して問題を委ねられる電話占いのひとつと言えるでしょう。
「オシラ様」の由来
「オシラ様」の名前の由来となったのは青森県や岩手県に伝わる同名の神様「おしら様」です。山岳信仰(山に神性を見出す精霊信仰の一種)を基本とする農耕神の一種とされ、養蚕、狩猟、農耕全般などに加護をもたらすとされています。御神体は30cm程の棒の先端に男女あるいは馬の顔を彫刻し、それに複数の布衣を重ねて纏わせたものです。おしら様を祀る地方の各家庭ではこの御神体を大切に所有しており、多くの場合は神棚に祀っています。そして旧暦の一月、三月、九月のそれぞれ十六日に出し、新しい布衣を着せ直した上で、神饌(しんせん)をお供えすることになっています。この儀式を行う日は「命日」と呼ばれます。
「命日」には、しばしばイタコが参加します。その際には御神体に向かってイタコが神寄せのお経を読み上げ、また御神体を手にして祝詞を唱えながら踊らせます。このイタコの一連の動作を「遊ばせる」と表現し、この行事自体は「オシラアソバセ」などと呼ばれるそうです。
おしら様の利益は生活に密着した部分にもたらされると言われています。民俗学者の柳田國男が明治時代に東北地方の民話を収集・編纂した「遠野物語」の第二弾「遠野物語拾遺」におしら様に関する記述があり、「狩人が狩猟の際に獲物がいる方向を知るために用いられた」と記されています。また「天災に関する予知能力を持っている」「吉凶善悪の判断を下してくれる」といった話もあり、当時の東北地方の人達が生活の中で抱く素朴な願望の成就、また疑問や問題点の解決といった部分で頼られる神であることが分かります。霊感占いオシラ様が「現実的な悩みや願望の成就に強い」と言われている所以はこの辺りにあると推測されます。