日村勇紀さんの基本性格
三枚目キャラとしてお馴染みの日村勇紀さん。その演出上の役割から図太い性格と思われますが、素性はかなり繊細で自己愛の強いところがあります。しかし盲目的なナルシストというわけではありません。自分の容姿が一般的に優れないところや、性格が気難しいところを自分で理解しており、それをすべてわかった上で“そういうキャラ”として仕事にしています。むしろ自分自身を誰よりも俯瞰して見る賢い部分があるからこそ“三枚目”として長い間活動し続けていると言っても過言ではないでしょう。
本来の彼は、自分自身や周りの方々を誰よりも冷静に観察し、相手を傷つけない優しい言動を取れる方です。芸風で言えば相方の設楽さんのほうがシニカルなキャラですが、設楽さんはナイーブな面が強く、客観的に笑いをコントロールする能力が高いのはむしろ日村さんのほうだと言えます。
日村勇紀さんの仕事運
仕事に関わる運勢は平行線です。日村さんはすでに一定の地位を築いており、結婚もしていることから、若い頃のような上昇志向は見られません。また自らの立ち位置や周りの雰囲気に大変敏い方ですので、これ以上売れよう、若手を押し分けてでも目立とうという意識もありません。もちろん、若かった頃のように率先して自らの身を削るような芸風は控えめになりますが、持ち前の機転や、頭の回転の良さを活かしながら、トークを主体に、時には視聴者の予想を軽く裏切るような毒を保ちつつ、固定ファンを離さない方向で活動していくでしょう。
日村勇紀さんの恋愛傾向
週刊誌に過去の恋愛スキャンダルを掘り返されたこともある日村さん。そのキャラと相まってマイナスイメージに直結しがちに思えましたが、意外なことにマイナスイメージはつかず、むしろ擁護の声が多く目につきました。これは日村さん自身の常日頃の行動や、キャラの奥に垣間見える自分や他人に対する俯瞰した姿勢が身を護った結果です。若い頃の日村さんは当然、人並みに恋愛に対して貪欲な部分がありました。しかしながら「異性をたくさんはべらせて良い思いをしよう」という意志は昔も現在もありません。どちらかというと「こんな自分を好きになってくれた相手のことを大事にしたい」という気持ちが強く、恋愛面で自己評価が低い傾向にあります。
しかし、当時のお笑い芸人としての人気急騰がそういった日村さん自身の奥ゆかしさを上回ってしまい、その結果、そうなってしまったと言えるでしょう。世間一般の若い男性が日村さんの立場だったらと考えると、自分に言い寄ってくる魅力的な女性をきっぱりと拒絶できる方はそうそういないと考えます。日村さん自身は決して清廉潔白な方というわけではありませんが、自然な状況下であれば欲望より理性のほうが強く働き、積極的に醜聞を起こすタイプではありません。