占いの種類と占術

霊感れいかん

第六感的超感覚、霊感

霊感のイメージ

人間には、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感が備わっていますが、常人には感じられない感覚機能とも言えるものも備わっています。それは日常生活の中でも優れた直感としてなにかを感じることができる感覚、その感覚を第六感とも言いますが、それを霊感と呼ぶことがあります。とは言え、「自分は霊感が強い」と言う人もいますが、常人が直感的に感じる感覚と、霊能者が駆使する霊感は実のところ全く別物です。常人が言う霊感は、勘が鋭い、幽霊が視える、相手の考えがすぐにわかるなどという状態を指しています。つまり、これは霊能者からすると「他の人よりも霊的なセンスがある」「霊的な感受性を持っている」と言った程度のことなのです。

霊能者の霊感とは

一方で霊能者が駆使する霊感とは、目で見ること、手で触ること、耳で聞こえることなどとは一切関係のないものです。五感を使わずに外的な刺激を受けることもなく、直感的に感じることができるのが霊感の特徴です。霊感で、何かの媒介を使用したり、直接何かに触ったりするということはありません。インスピレーションとも言える感覚で、霊能者の頭や心の中で全ての情報を受け取り、その情報を処理できるのです。つまり、霊能者で言う霊感とは、魂や心の内などの事実や事柄、霊的な仕業なのかを全てを感じ取る、読み取る能力です。対面鑑定でも電話占いでも、相談者は様々なことを知りたいと感じますが、霊感は『全てのことを事細かく感じることができる』と言えます。例えば、次のようなことを霊感で感じられます。

  • 過去にどのようなことが生じていたのか
  • 現在、どういった状況なのか、どんなことに悩み、苦しんでいるのか
  • どのように問題を解決すればよいか
  • どのような前世を背負い、どのような未来が待っているのか
  • 相手やある人物の心情や知られざる言動について

などが霊能者にはわかります。霊感は『視える』というよりも、頭や心で『感じる』『ひらめく』という能力で、霊能力の一つである霊視とはまた違った能力であると言えます。

霊能者が駆使する霊感は、直感的なものでも、高い的中率を誇ります。なぜ、ここまでの霊感を習得できたのかと言うと、厳しい修行、苦しい経験をしているからです。先祖に霊能者がおり、その血を受け継ぎ生れながらにして霊感を備えている霊能者もいます。先天的に霊感を持っている者も、後天的に霊感を身に着けた者も、それぞれで苦労し、大変な鍛錬を受けたからこそ、どんなことでも手に取るように確認できます。霊感を持つ霊能者は、相談者が何を求め、どんな未来を希望しているかなどをすぐに知ることができるのです。

高次霊の意識やメッセージを受け取る

霊が深く関係している相談内容の場合では、霊の意志を感じるときも多々あり、守護霊や背後霊、精霊、自然霊などとコンタクトを取り、知ろうとしていることを霊から教えてもらうということもあるのです。

霊能者の能力によって、コンタクトを取れる霊の階級(霊格)は異なっています。霊能者の能力が乏しければ、霊格の低い霊からのメッセージしか感じることができませんし、感じ取ろうとする際に、低級霊や浮遊霊、地縛霊などによる影響を受ける可能性が非常に高くなります。時には低級霊の憑依が解けなくなってしまい、霊能者自身の生命や心に深く影響を及ぼすこともあるほどです。精神的な鍛練が足りなかったり、自分や霊をコントロールしたりする能力が乏しい場合に生じてしまうようです。

逆に、高い能力を駆使する霊能者であれば、低級霊による影響を受けることは一切ありません。また、霊格の高い、高級神霊とコンタクトを取れるので、確実な情報を得ることができるのです。つまり霊感は、霊とのコミュニケーションを取ることによって相談者に様々な事柄を伝えることのできる能力でもあります。

霊格の高い霊とコンタクトを取れるほどの高い能力を持つ霊能者であれば、対面鑑定であれば相談者に対面した瞬間、電話占いであれば、相談者の声を聞いた瞬間にすぐに鑑定者の前世、過去、現在、未来、来世など、を直感的に何もかもを感じられます。

占い師と霊能者の違い

よく、「占い師と霊能者の違い」が問われることがありますが、占い師には基本的に霊感がありません。ありませんと言うよりは、統計学に基づいて未来を判断する占いにおいて、霊感を始めとした霊能力は必要無いのです。

占い師の行う代表的な占術

  • 0学占術
  • ホロスコープ
  • 四柱推命
  • 風水
  • 六星占術
  • 気学九星

など

一部例外としては、水晶透視を行う占いがいます。水晶透視は霊感を必要とする占術でもあるため、水晶を用いる占い師は霊感を持っていると言えるかもしれません。霊感占い師と肩書きを名乗っているケースもあります。