「もうすぐ結婚する」と、友達のＲ子から紹介された男性を一目見るなり、私の脳裏はビビッと電流が走ったようになりました。初恋の人に似ていて、私の理想のタイプそのままだったからです。3人で話す間も、私は彼の話術に引き込まれ、とても楽しい時間を過ごせました。

当時、私にもボーイフレンドがいたのですが、彼とは比較になりません。私はＲ子が妬ましくてなりませんでした。なんとか彼を自分のものにしたくて、口コミサイトで略奪愛を成功させると紹介されていた千都先生を指名しました。

私が状況を説明する前から、千都先生は「友達の婚約者を好きになってしまったのですね」と言い、彼や友達のルックス、出会ったきっかけまでスラスラと言い当てました。そして「彼と彼女の結婚はすでに決まったこと。でも、私の予知によれば2年で破局を迎えますね。霊能力を使えば、念を飛ばしてもっと早く別れさせることは可能です」千都先生の厳かな声に私はすぐさま「お願いします！」と答えていました。

そして1カ月後、Ｒ子が泣きながら電話をかけてきたのです。「彼から結婚の話はなかったことにしてくれと言われたの。理由を聞いても答えてくれなくて」私は思わずほくそ笑んでしまいました。さらに2週間後、彼から連絡があり、「君のことが頭から離れなくなってしまった。Ｒ子とは別れたから、正式につきあってほしい」千都先生の霊能力のすごさに脱帽です。