占い師コラム

年の差恋愛を叶えるには?第77回 迫真先生

年齢差のある恋愛・結婚がブーム?

年の差恋愛を叶えるには?

恋愛について寄せられる悩みの中に、「年の差」に関するものが増えてきたように思います。ワイドショーなどでも年齢差のある芸能人同士の結婚が報じられる現在、世は「年の差婚ブーム」と言っても過言ではないでしょう。日本人全体の晩婚化が進み、年齢差のある結婚が以前より重荷にならなくなったことが年の差恋愛増加の一因とも言われています。草食系男子が増えてきた近年、同年代じゃ物足りない! という女性も多いのかもしれません。

しかし、実際に年の差恋愛を経験したことがある人なら「年の差恋愛もそんなに楽じゃない」ということを実体験として知っていることでしょう。10歳違えば別の世代。世代を超えた恋愛は思わぬギャップに悩まされることも多いものです。また、いくら以前より寛容になっているからといって、一定以上の年齢差のある恋愛は周囲の目が障壁になることもあります。

しかし、その一方で年の差恋愛はツキを運ぶとも言われています。私たちの運気は、自分が生まれた年や時期に大きく左右されています。そのため、年齢が近いと同じ運気の性質を持っていることが多いのです。年の差恋愛では、同年代の恋愛にはない運気のギャップが生じることで新たな変化が生まれ、男女それぞれにとって良い運勢をもたらすことがあるのです。勿論、全ての年の差恋愛が運勢を良くしてくれるとは限りません。お互い1人の人間である以上、大切なのは年齢以前に相性です。当然、もたらされるのが良くない運勢の場合もあります。そんなハイリスクハイリターンな年の差恋愛を成就させ、幸せを掴み取るにはどうすれば良いのでしょうか。今回は年の差恋愛で幸せになる、ちょっとしたコツをご紹介したいと思います。

相手が年上の場合

相談を受ける年の差恋愛で多いのがこのパターンです。相手の男性が余りに大人なために、本気になって良いのか分からず思い悩む女性が多いようです。また、相手が自分よりも人生経験豊富で数段もうわてなために、自分にきちんと女性的魅力を感じて貰えているのか不安になる、といった相談もあります。しかし意外なことに、こうしたカップルを鑑定すると、男性側は女性に対して「安らぎ」や「安心感」を求めて寄り添っていた、と分かることが多いのです。

「男はいくつになっても子どもだ」と言ったりしますが、年の差恋愛においてもそれは変わりません。
同年代の男性を見ていて「幼稚だな」「子供っぽい」と感じたことはありませんか。相手が年上でも事情は同じです。年上の男性の多くは、女性が「子供っぽい」と思うような部分を隠しており、しかも女性にそれを認めて貰いたいと思っています。年齢が離れている分、つい女性側に遠慮して隠してしまっているだけなのです。相手が年上の場合、この「子供っぽさ」を容認してあげることが大切になってきます。

相手が年下の場合

最近では男性側が年下の年の差恋愛も増えてきました。年齢だけでなく、社会的な立場や収入も男性側を上回っている場合、多くの女性はそれに引け目を感じてしまうようです。また、相手が余りに若いと、「本当に自分で良いのだろうか」と不安になってしまう、という悩みも多く寄せられます。

こうしたカップルが抱える問題は、「女性が頑張りすぎてしまう」ことにあります。自分は年上なのだからリードしなければ……といった考えは一旦捨てて、男性自身と向き合ってみましょう。年下男性の多くは、「女性が自分を頼ってくれない」ということに不満を覚える傾向にあります。自分も一人の男として女性を支えたいのに、彼女のほうがそれを拒んでいる……と感じてしまうのです。相手に遠慮することが、逆に男性のプライドを傷つける結果を生むこともある、ということです。時には思い切って相手を頼ってみましょう。男性側にも「1人の男として認められている」といった喜びが生まれ、互いにとってより良い関係が築けるはずです。


いかがでしたか。相手が年上、年下に関わらず、大切なのは対等な関係を築くことだと言えます。相手が年上だからといって、いつも自分より大人で、頼れる存在であるとは限りません。また、相手が年下だからといって、いつも自分がリードして、弱さを隠す必要も無いのです。「年上だから」「年下だから」という理由で型にはまり、本当の自分を隠してしまってはうまくいきません。恋愛はギブアンドテイクだと言う人もいます。これは年の差恋愛に限った話ではありませんが、相互に理解し合い、助け合えるような関係が理想だと言えるでしょう。

勿論、今回紹介したのはあくまで一般的な傾向です。互いの置かれた状況や運勢、相性によって、取るべき行動は大きく変わってきます。もしもあなたが年の差恋愛でお悩みなら、是非占い師に相談してみてください。悩みの種の尽きない年の差恋愛ですが、同時にツキを呼び込む恋でもあるのです。状況が好転すれば、人生に新たな風を呼びこんでくれることになるかもしれません。