占い師コラム

霊視では、どこまで見えているのか第102回 霧夜先生

霊視

「先生は、霊視でどこまで見えているのですか?」

実際に鑑定を行っているときに、このようなご質問をいただく機会が何度もありました。そこで今回、コラムの場を提供させていただいたこともあって、霊視について触れてみたいと思います。よく電話占いのサイトで「霊視ですべてが見える」というキャッチコピーを見かけますが、実際のところ霊能者の人には何がどのように見えているのか、利用する側からすればなかなかわかりにくいのかもしれませんね。「すべて」というのは、果たしてどこまでを指す文言なのか、とか。ご相談者様には霊感がないのですから、確かに理解しづらいことでしょう。

さて、電話占いサイトで活躍する霊能者は、皆さんとても高度な霊能力の持ち主が多いです。霊能者によって霊視における見え方は異なりますが、一般的には意識をご相談者様やご相談者様の運命の相手などの存在へと飛ばし、相手の心の中に入り込んでいくことで、過去や現在、未来、心、外見、人間関係など、その人を取り巻くすべてが見えるといわれています。

霊視の方法~意識を飛ばして相手の心の中に入っていく

一般的に、霊視の際に意識を飛ばすことで、相手の心の中に入っていくことからスタートします。電話越しにつながっているご相談者様と波長を合わせることによって、相手の心の中にどんどん霊能者自身の意識が入っていきます。すると、その相手のありとあらゆる情報が、意識のつながりを通して霊能者の頭の中に次々と入ってきます。その情報は、ご相談者様だけのことだけでなく、関わっているすべての人や出来事など、膨大な情報が含まれています。それはまるで、頭の中に「なだれ込んでくる」と表現した方が正確なくらいです。霊視鑑定においては、この膨大な量の情報から有益な情報や必要な情報だけをピックアップして、解決方法や願望成就の方法を導き出していくのです。

霊視で何が見えるのか

霊視では、このようにご相談者様の過去、現在、未来、外見や心などすべてが見通せます。さらに、ご相談者様に関係する人や縁のある運命の相手などもほとんど見えています。例えば、片想いをしている相手の本心を知りたいという依頼があったとします。その場合、ご相談者様が想いを寄せる相手に波長を合わせて、相手の心の中に入り込んでいきます。実際の見え方としては、まず相手の外見が徐々に浮かんできて、やがて映像のように過去から現在までのご相談者様との関わりも含めて見えてくるといった感じです。そこで次に、ご相談者様のことをどう想っているのか、霊能者は相手の心に直接問いかけます。すると、ご相談者様に対する印象が声として聞こえてくることもありますし、ジェスチャーや表情などのイメージで伝わってくることもあります。つまり霊視で見えることは何かと問われれば、「知りたいことなら何でも」と言うことができます。霊視では、決して知りえない遠隔地にいる相手や、一度も話したことのない相手の本心、過去・現在・未来、その人となり、外見などあらゆるすべてが見えてしまうのです。

心理を読み解き、相手の心に想いを焼き付けることも

もし片想いを成就させたいという場合には、霊能者によっては霊視の際に意中の相手の心にご相談者様の存在を焼き付けることも行っています。もしもご相談者様以外の異性へと気持ちが向いてしまっているのであれば、ご相談者様の方へ気持ちを振り向かせることも可能です。相手の心を変えて、相手の頭の中にご相談者様への気持ちで満たしてしまえば、心の声もご相談者様のことばかり語るようになり縁が結ばれたことがわかります。