占いの種類と占術

守護霊交信しゅごれい・こうしん

守護霊とは

守護霊交信のイメージ

地上に暮らす私たち人間の仕事や、使命を援助する複数の霊界の応援者のことを背後霊といいますが、その背後霊の中でも特に主導的な役割を担っているのが守護霊です。守護霊は、何百年も転生することなく霊界で修行を積んでいるため、非常に高い霊格を備えています。また、単に私たちを守るだけでなく、様々な試練を用意して、私たちの魂の成長を促す役目も担っているのです。

守護霊は、私たちの性格・気質・前世の姿・霊的な因縁、さらには今後の人生行路から寿命に至るまで、その人間に関するありとあらゆることを知り尽くしています。また、これまでの地上人生における隠れた行為についても、その一部始終を知っています。その上で守護霊は、私達の魂の成長にとって最も適切な導きをしてくれているのです。いわば守護霊は、私たちにとって 「親」であり生涯の「個人教師」のような存在なのです。

占い師による守護霊との交信

人間を守り、成長させてくれる役割を果たしている守護霊は、日頃から良い方向に進めるよう私たちにメッセージを送ってくれています。したがってこの守護霊と交信することで、今後の運命や、注意すべき時期、魂の目的等を知ることができるのです。しかし前述したようにその人間の生地や先祖に関わっていることが多く、霊界での修業も積んでいる守護霊は大変格の高い霊であるため、自分の力で守護霊からのメッセージを受け取れる人はわずかな数しか存在しません。そこで守護霊と人間の媒介の役割を果たす重要な存在が、占い師たちです。生まれつき、あるいは幼少期から霊能力を身につけ、その能力を厳しい修行によってさらに高めた占い師たち。彼らは守護霊と自由自在に交信し、守護霊からの重要なメッセージを受け取ることで、私たちに的確な助言をもたらしてくれます。そして、恋愛、仕事、人間関係などあらゆる悩みを解決し、また願いを叶えるための指針を与えてくれるのです。

守護霊は入れ替わるのか?

受胎の瞬間から死を迎えるまで、1人の人間には必ず1人の守護霊が付き添い、原則としてその人間が生きている間は交替しません(ただし、交代があるという説も存在します)。また通常、男性には男性の、女性には女性の霊がついているといわれています。その大半は大昔に死んだ先祖の霊で、その人が生まれてから死んだ後まで守ってくれるという見方が一般的です。

守護霊の使命と、人間に向けられた純粋な愛

先にも書きましたように、守護霊とは、われわれ人間の運命をあらかじめ知っている存在です。守護霊はまず霊界において、上層の指導霊から地上の人間の守護霊になることを要請されます。そして自分が担当する人間のカルマ(業)や人生行路を十全に理解したうえで、守護霊としての任務を引き受けることになるのです。

私たち人間は、守護霊から常に最高の愛を注がれています。守護霊が人間に寄せる愛情は、地上のいかなる人間関係における愛よりも深く、また純粋なものといえます。このように守護霊は、何の見返りも求めずに、ただひたすら私たち人間の霊的成長を願って最善の努力を続けてくれているのです。